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博士後期課程 学生紹介 中村 彰伸 [築地研究室]

2016.10.19 現在

中村 彰伸 (2015年入学)
名古屋工業大学 大学院工学研究科 博士後期課程 物質工学専攻

 

 私は、今でこそ化学・生物系の研究をしていますが、元は電気系の出身です(高専~修士の9年間)。築地研究室には、学部4年時より共同研究の関係で出入りを始め、現在は、築地研究室の専門であるケミカルバイオロジー(化学と生物の融合領域)を専攻しています。配属当初、私はそれまで化学、生物を全く学んだことがなくゼロからのスタートでしたが、築地先生の丁寧な指導により有機合成、細胞培養、イメージングといった研究に必要な知識・技術を身につけて来ました。その過程で、多様なアイディアによって実現されるケミカルバイオロジー分野の研究の独創性・面白さに目覚め、いずれは自分のアイディアで勝負できるようになりたいと強く思うようになり、博士課程進学を決意しました。

 現在は、細胞の機能(運動、分裂、分化など)を自在に制御するための化合物の創製とその化合物を用いた細胞機能制御技術の開発に取り組んでいます。細胞機能は、細胞内のタンパク質によって精密に制御されています。この細胞内タンパク質を自在に制御することを可能にする「化合物」を創製できれば、タンパク質の機能とさまざまな細胞機能との関係を解明するための生命研究ツールとなるだけでなく、タンパク質の異常に起因する病気を治療するための薬剤を生み出すための強力な手法になるものと期待できます。

 博士後期課程への進学を決断することは簡単ではないと思います。研究は上手く行かないことの方が

多く、よほど運が良くない限りそれが普通なのだと思います。失敗しても気にせず打開策を考え続ける信念、時に大胆な研究方針の変更を厭わない剛胆さ、追い込まれても何とかなると思える楽天さ、こうした素養が博士後期課程では重要になると思います。しかし、失敗という壁を乗り越え成し得た研究成果が評価され、時に他の研究者の方から「研究成果を使わせて欲しい」と言って頂けた時の喜びは一入です。私自身は、博士後期課程への進学を決め、現在の研究に邁進できる環境に身を置けたことを心から良かったと思っています。

 

◆築地研究室 http://tsukijilab.web.nitech.ac.jp/

 

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