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博士後期課程 学生紹介 近藤 健 [中村研究室]

2017.4.3 現在

近藤 健 (2014年入学)

名古屋工業大学 大学院工学研究科 博士後期課程 生命・応用化学専攻
 

私は現在、有機合成化学の研究を行っており、特に不斉合成の研究を行っています。不斉合成は医農薬品や高機能性材料の開発には欠かせない技術です。特に医薬品の開発には非常に重要な技術であり、不斉合成の発展によって、薬効を向上させたり、副作用を減らすとともに、製造コストを下げることも可能になります。不斉合成は、人類の科学技術やライフサイエンスの発展につながるため、大変魅力的な研究だと思います。私もその魅力に魅せられて、博士後期課程に進学しました。進学後、私にとって最も楽しさを感じた時は、誰も作ったことがない新しい化合物を作った時です。未知の化合物なので、もしかしたら素晴らしい性質があるかもしれない!と考えると、わくわくします。逆に最も苦しい時は実験ができない時です。博士後期課程に進学すると、デスクワークなど実験以外のことに時間を取られることが多々あり、フラストレーションが溜まります。また、アイディアが浮かばない時も、実験に着手できないため、苦しいです。大袈裟だと思うかもしれませんが、実際に実験を行い、ものづくりの醍醐味を知ってしまうと病みつきになると思います。その病みつき具合が重篤な人はぜひ博士後期課程に進学してほしいです。また、博士後期課程に進学することで貴重な体験をすることも可能です。私の場合、2015年に3か月間カナダのトロント大学に留学するという貴重な機会をいただき、そこで研究を行いました。外国人の研究仲間が出来たり、日本にいるだけではわからないことをたくさん学ぶことができました。この留学のおかげで、世界に目を向けられるようになり、2017年度からはアメリカで研究を行うつもりです。博士後期課程に進学せず、日本しか知らなければ、世界に目を向けようと心から思うことはなかったでしょう。日本では学部卒、修士卒で就職することが一般的ですが、研究が好き!人とは違うことがやりたい!世界で活躍したい!という方はぜひ博士後期課程への進学という進路も良いと思います。  …書き終わったので、私はまた実験に戻ろうと思います。(2017年3月卒業)

 

 

◆中村研究室 http://www.ach.nitech.ac.jp/~organic/nakamura/

 

 

 

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